「何回言っても、ちがう答えばっかり返してくる…」
「つい『違うって言ってるでしょ!』って打っちゃった」
「AIに怒っても、別に誰も困らないよね?」
こんにちは、スマホパパです📱
最近は、献立を考えてもらったり、学校のお便りの返事を手伝ってもらったりと、AI(話しかけると文章で答えてくれる道具)を使う方がぐっと増えました。
便利な反面、思った答えが返ってこないと、ついきつい言葉を打ってしまいますよね。私もその気持ちはよく分かります。
実は2026年10月8日、AIの「Claude(クロード)」を作っている会社が、利用の決まりを新しくしました。その中に「AIに対して、ひどい扱いを続けること」を禁止する一文が入ったんです。
「え、AIに怒ったらダメなの?」と驚いた方もいるかもしれません。
この記事では、
- なぜAIにきつく言うのはよくないのか(理由は3つ)
- どう言えば、早く良い答えが返ってくるのか
を、言い方の例をならべながら、やさしく説明しますね😊
スマホに入っているAIが、あやしい電話を見分けてくれる話は、こちらの記事でまとめています。
→ スマホのAIが詐欺電話を自動で見つけてくれる話
1. AIに強く言うのは、なぜよくないの?
1-1. 決まりで禁止された(どこまでがダメ?)
まずは決まりの話からです。
Claudeを作っている会社は、2026年10月8日に利用の決まりを新しくすると発表しました。新しい決まりは、2026年11月12日から使われます。
ちなみに、会社が「決まりを新しくしました」と知らせてくるのは、よくあることです。Googleから届いた同じようなお知らせについては、こちらで説明しています。
→ Googleから届いた「規約変更」のメールの正体
その中で禁止されたのは、ざっくり言うと 「理由もなく、ひどい言葉や意地悪な扱いを、しつこく続けること」 です。
ここで安心してほしいのは、ふつうの不満や「それは違うよ」という指摘は、対象外とはっきり書かれていることです。会社の発表では、次のようなものには当てはまらないとされています。
- よくある「イライラ」や不満を伝えること
- 「その答えはおかしい」と反論すること
- 物語づくりなどで、暗いお話をあつかうこと
- AIの性能を確かめるための試し
つまり、「違う!」と1回打ったくらいで何かされる、という話ではありません🙆♀️

また、この会社のAIには、ひどい言葉をくり返す相手との会話を、AIの側から終わらせる仕組みがすでにあります。今回の決まりも、主にこの仕組みで守られていく、と説明されています。
「決まりだからやめましょう」で終わると、ちょっと味気ないですよね。本当にお伝えしたいのは、ここから先の2つです。
1-2. 怒っても、答えは良くならない
AIは、こちらが打った文章をもとに答えを作ります。
「違う!」「ちゃんとやって!」と打っても、AIには 「どこが違うのか」「どうしてほしいのか」 が分かりません。分からないまま、また別の答えを作るので、また違う答えが返ってくる…という、くり返しになりがちです。
これは、人に何かを頼むときと同じなんです。
私は携帯ショップで8年、iPhoneの修理で5年、お客さんのスマホの困りごとに向き合ってきました。窓口では「スマホがおかしい」とだけ言われるより、「LINEを開くと画面が真っ白になる」と教えてもらえる方が、ずっと早く原因にたどりつけました。
AIもそれと同じで、怒るより、具体的に言う方が早い。ここがいちばん大事なポイントです。

1-3. 子どもは、親の話し方を見ている
もう1つは、お子さんがいるご家庭ならではの理由です。
子どもは、親がスマホに向かって何を打っているか、何を話しかけているかを、意外とよく見ています。最近は、声で話しかけて使うAIも増えました。
親がAIに「バカ!」「使えない!」と言っているのを見れば、子どもは「うまくいかないときは、強く言えばいいんだ」と覚えてしまうかもしれません。それが、そのうちお友だちや先生への言い方に出てしまうこともあります。
反対に、「ここをこう直してね」と落ち着いて伝える姿を見せれば、それがそのまま 「上手な頼み方のお手本」 になります。
AIへの話し方は、実は子どもへの声かけ練習でもあるんですね😊
2. どう言えば伝わる? 言い方の例4つ
では実際に、どう言えば良いのでしょうか。よくある場面で、言い方をくらべてみます。
例1:文章の中にまちがいがあったとき
- ❌ よくない言い方:「違う!」
- ⭕ 良い言い方:「2番目の段落の値段が違います。980円に直してください」
例2:答えが長すぎて読めないとき
- ❌ よくない言い方:「長い! 読む気しない」
- ⭕ 良い言い方:「3行くらいに短くまとめてください」
例3:何度頼んでも思った答えにならないとき
- ❌ よくない言い方:「何回言わせるの? ちゃんとやって!」
- ⭕ 良い言い方:「さっきの答えのうち、1つ目の案はとても良かったです。2つ目と3つ目は使わないので、1つ目の案と似たものをあと2つください」
例4:言葉がむずかしくて分からないとき
- ❌ よくない言い方:「意味わかんない」
- ⭕ 良い言い方:「小学生にも分かる言葉で、もう一度説明してください」
どれも、怒っている気持ちをそのままぶつけるのではなく、「どこが」「どうしてほしいか」 に置きかえているのがポイントです。
例3のように、「良かったところ」も一緒に伝えると、AIは「この方向で合っているんだな」と分かるので、ぐっと近い答えが返ってきやすくなります。
3. 伝わる頼み方は「3つの中身」でできている
言い方の例を見て、「毎回こんなふうに考えるのは大変そう…」と思った方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。伝わる頼み方は、次の3つを入れるだけでできています。
- どこが(2番目の段落、さっきの答えの1つ目、など)
- どうなっているか(値段が違う、長すぎる、言葉がむずかしい、など)
- どうしてほしいか(980円に直して、3行にして、小学生向けに、など)

イライラしたときは、打つ前に一度深呼吸して、「どこが? どうしてほしい?」と自分に聞いてみてください。それだけで、文章はぐっと伝わりやすくなります。
ちなみに、「ありがとう」「お願いします」とひとこと添えるのも、もちろん大歓迎です。AIのためというより、打っている自分の気持ちが落ち着きますし、横で見ているお子さんにも良いお手本になりますよ😊
まとめ
最後に、今日のポイントをおさらいしますね。
- 2026年10月8日、Claudeを作る会社が「AIへのひどい扱いを、理由もなくしつこく続けること」を決まりで禁止した(11月12日から)
- ふつうの不満や「違うよ」という指摘は、禁止の対象外
- 怒っても答えは良くならない。「どこが」「どうしてほしいか」を言う方が早い
- 親のAIへの話し方は、子どもにとっての「頼み方のお手本」になる
AIは、上手に頼めば、忙しい毎日の強い味方になってくれます。
次に「違う!」と打ちそうになったら、「どこが違うのか」を一文だけ足してみてください。きっと、返ってくる答えが変わりますよ📱✨

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